■ハッシュ−ハッシュ リアルタイムコラム/第五回(最終回) 皆様ごきげんよう、創刊より愛され続けて……、ヤオに逃げられてそれどころじゃありませんわちくしょう! ……ハウ・リアリムですわ。 閉鎖施設ルーデシアの最新情報をお知らせするハッシュ−ハッシュは、今回で最後のまとめとさせていただきますわ。 まず舞台となる閉鎖施設ルーデシア、この場所は一人の天才科学者ルーデシアの名を冠した俗称ですの。 なぜ一人の少女の名前が場所の名前に使われるのか、それは彼女の開発した技術の革新性が影響しました。 その技術は内在魂に外在魂、人間の魂を分離/改良するものですわ。 人間から魂を分離することで、人体というハードウェアの限界を超えた改造……、つまりは機械化やサイボーグ化することに成功いたしましたの。 なかば人間という種の改良に成功したことで、不完全ながらも不死身すら獲得いたしました。 けれど技術による進化が進むことで、逆説的にはるか昔に衰退したと思われる宗教が発生いたしましたの。 それが教会特区。内在魂や外在魂による人体の改造に異議を唱え、閉鎖施設ルーデシアにおいて最大の勢力と成長いたしました。 外在魂によって肉体を改造したフリークスと呼ばれる人間、そして肉体を改造することを嫌う教会特区という対立ができあがりました。 そして現在、なにやら教会特区が新たな動きを見せているとの噂をキャッチいたしましたが、どうなるのやら。 以上が閉鎖施設ルーデシアで動いている出来事のアウトラインを、ざっと紹介する形となりました。 ここから先の事件は飯のタネとして首を突っこむ……、もとい突撃取材をさせていただきますので、ぜひ物語を体験していただきたくお願いいたしますわ。 って、え? なんだか普通の記事みたいですって? 私はいつだって真剣にジャーナリズムの体現をですわね(以下5万文字を省略)……、ともかく、ごきげんよう!
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