紺野柾木(こんの まさき)

本編の主人公。
十和田雪としろの恋人だが彼氏と言えるほどのことは何も。
優柔不断だが自説を曲げない、
冷静だがすぐ動揺してしまう、あちこち矛盾した性格。
転校してからというもの、雪、耕平、瑞穂、早苗たち4人のグループに加わった。
昼食はいつも十和田雪の手作り弁というヒモぶりをほんのり発揮。
特技は雪の表情から考えを読み取ること。

しろ

多紙山に住まう町の守り神。
外見は子供だが年齢は数百歳と、ある意味年増。
召使い同然な狼、シロウの背に乗って、町中から貢ぎ物と称して食べ物をたかる毎日。
好きな食べ物はハーゲンダッツ全般。ないと死ぬ。
自分のことを『ワシ』と呼ぶ。
出会ったその場で柾木に告白し、それ以降シロウに乗って体当たりするのが趣味となった。

十和田雪(とわだ ゆき)

多紙町を支配する名家である十和田家の一人娘。
表情の起伏が少なく、思ったことを即座かつストレートに口にする。
一目見た瞬間柾木に告白し、伝説を作った(伝説更新中)。
どんなときも着物姿で、洋服は一度も着たことがない。
苦手なものは南蛮渡来の文化全般。
パートナーは長刀(なぎなた)のクビキリ丸。

遠山瑞穂(とおやま みずほ)

柾木の友人にして遠山耕平の妹。
耕平の呼び方は「お兄ちゃん」と定番志向。
柾木たちの通う学校の生徒会長で、歴代の好感度はダントツでトップ。
同時に頼りない生徒会長度も歴代ダントツ。
兄に似ない癖っ毛を気にしている。

遠山耕平(とおやま こうへい)

柾木の友人にして遠山瑞穂の兄。
性格は明るくわかりやすく、おおむねのところしょーもないことばかり口にする。あとえろい。
屈強な女性陣の中において柾木と同様下っ端の日々を送っているが、
周りを気遣う性格は口にされないものの評価されている。たぶん。きっと。

森野早苗(もりの さなえ)

柾木の友人にして、グループのお母さん的立場。
グループのたまり場と化している小料理屋『さなえ』の一人娘。
おっとりとした物腰で周囲を和ませつつも、発言はよくよく聞くとえげつない。
足が太めなのをこっそり(全員気づいているが)気にしている。

十和田真白(とわだ ましろ)

雪の母親にして、十和田家当主。
町の実質的な支配者。
我が物顔で振る舞うが、好奇心を発揮するときは幼くなる。

十和田歩(とわだ あゆむ)

雪の父親。婿養子として十和田家に。
顔立ちが童顔なのを気にしており、雪の将来を心配している。

まみちゃん

年齢不詳(本人談)にして柾木の母親。
自分のことを『まみちゃん』と呼び、柾木の頭痛のタネとなる言動を繰り返す。
ちなみに本名も不詳。


まどい

お隣さんの町、酒島町の守り神。
神としては百歳程度と若輩。神なのに力がない。
両親とは死別し、姉は目下のところ放浪中。
泣き虫で甘えん坊。座敷わらしを思わせる古びた着物姿。
しかし早苗たちの手によってよく着せ替え人形に。ただし男の子。

上杉もより(うえすぎ もより)

いつでもどこでも敵だらけ、そして生徒会書記。
誰にでも噛みつき大抵打ち負かす。
実家は日本でも有名な酒造メーカの一人娘。
同じ名家の十和田雪を敵視しているものの相手にされてない。
脱ぐとすごい。
脱がなくてもそれなりに。

田上桜(たがみ さくら)

耕平のことをこっそり好き(と自分だけ思っている)一年生。
ただし、いまいち実を結んでない。
笑顔しかないくらいに明るく、敵も味方に回すタイプ。
上杉もよりと奇妙にかみ合う場面も。
おじいちゃん子。

紺野貫(こんの ぬき)

柾木の従姉妹、「バレーやろうぜ!」が口癖の体育会系。
得意技は身長百八十八センチの長身から繰り出されるスパイク。
その威力は対人間にも有効であり、柾木の顔はよくバレーボール代わりに。

蒼(あお)

現在売り出し中なストリートファッションのモデル。
そしてかつての紺野柾木の恋人。
自分の立ち位置をよく理解した、抜け目ない行動をとる。
柾木の人生に決定的な影響を及ぼす。
それはトラウマの領域までに。
スタイルは完璧。

まよい

まどいの姉にしてダメ熱血マッドサイエンティスト。
世界中から仕入れて回った神の知識を駆使した道具を造るコトが生き甲斐。
説明するときは通販番組風。
しろを敵視している。

かすみ

まよいとよく一緒にいる少女。
言い回しにちょっぴり問題があるものの、子供らしく素直。
お菓子に弱く、誘拐犯からすればやりやすいタイプ。
よくオモチャを詰めこんだ紙袋を抱えた姿を見かけることができる。